"加えて、天然の木は周囲の湿気によって膨らんだり縮んだりする特性がありますので、フローリング材として使ったケース、きしみやずれが起こる事もあります。
ツキ板に何の木を使用するかによって雰囲気が異なるのも特色で、中には、表面上は無垢フローリングと見分けがつかない製品もあります。
一方、無垢フローリングは100%天然木を使ったフローリングのことで、天然木を切り出して、フローリングの形に成形・加工した製品を指します。
合板フローリングとはその名のとおり、木板を貼り合わせて作ったフローリング材のことです。
複数の薄い木板を貼り付け剤で最適と貼り合わせ、表面に「ツキ板」と呼ばれる厚さ0.3〜1mmほどの薄い天然木の板を貼り付けた製品で、その断面はいくつもの層が重なった模様になっています。
また、木には各々オリジナリティーがありますので、色や柄が同じ製品を大量に作ることもできませんし、価格の点でも決して安くはありません。
かつては、フローリングといえば無垢フローリングの事でした。
色々な厚さの製品が提供されていますが、12mmがメインです。
しかし、天然の木の成長は自然条件に左右されますから、ほしいときにくれだけ確保することはできません。
そんな訳で、これらの欠点をカバーするために合板フローリングが製作され、広く普及するようになったのです。
厚さは15mmが主流で、どの木を使用するかによって、色や堅さ、模様などに大きな違いがあります。
天然の木その物ですから、断面には年輪が見えます。