"ダイヤモンドはマントル起源の火成岩であるキンバーライトに含まれる。
キンバーライトの貫入とともにマントルにおける高温・高圧ステータスの炭素(ダイヤモンド)が地表近くまで瞬く間に移動することでグラファイトへの相転移を起こさなかったと心積もりられている。
このため、ダイヤモンドの産出地はキンバーライトの認められる地域、つまり安定陸塊に偏っている。
しかし2007年、1μm程度の極めて微小なクリスタルが日本の愛媛県四国中央市産出のかんらん岩から発見された。
ダイヤモンドの母岩であるキンバーライトは歴史ある地質組成が保存されている場所にしか影響せず、地質構造の新しい日本においてダイヤモンドは産出されないというのが定説とされてきた。